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神護寺

名称 神護寺
住所 616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5
拝観時間 9:00~16:00
拝観料金     一般 団体割引 障害者(30人以上)割引
大人  600円 500円  300円
大学生 600円 500円  300円
高校生 600円 400円  300円
中学生 600円 400円  300円
小人  300円 200円  200円
URL

http://www.jingoji.or.jp/

高雄山と号し、高野山真言宗の別格本山である。当寺の起原は、もと高雄山寺といい、天応元年(781)愛宕(あたご)五坊の一つとして建立されたといわれ、また和気清麿(わけのきよまろ)が河内(かわち)国(大阪府)に建てた神願寺を天長元年(824)この地に移し、空海(くうかい)(弘法(こうばう)大師)が住持となって、神護国祚真言寺(じんごこくそしんごんじ)と改稱した。
その後寺運は次第に衰え、寿永三年(1184)文覚(もんかく)上人の中興もあったが、応仁の乱で再び衰え、豊臣・徳川氏などによって漸次修営され、現在に至っている。
大師堂(重要文化財)は桃山時代に再建されたもので納涼房といって、もと空海の住房であったと伝える。また鐘楼にかかる銅鐘(国宝)は貞観(じょうがん)一七年(875)の鋳造で橘広相(たちばなひろみ)の序詞・菅原是善(これよし)の撰銘・藤原敏行の書で古来三絶の鐘といい、著名である。金堂内の薬師如来立像・多宝塔内の五大虚空蔵(ごだいこくぞう)菩薩坐像(いずれも国宝)のほか、多くの重要文化財を有する。
境内の大師堂(重文)は桃山時代の再建であるが、そのほか平安時代初期より鎌倉時代初期にわたる多くの寺宝(国宝16点・重文2372点)を有している。
なお、境内西端、地蔵院前で行う土器(かわらけ)投げは、高尾名物として来山者の興趣をそそる。

◆神護寺もうで
京の郊外の清遊地として古くから知られる、三尾の一つ高雄へは、都心から自動車でなら三十分を要せずして、錦織りなす清滝川のほとりに達します。

「もみじといえぱ高雄」のここ神護寺の、約20万平方メートル(60,400坪)の山内全域は、木々の緑と紅葉におおわれて、朱の金堂はカエデと色をきそい、大師堂は七世紀間の風雪に堪えてひっそりと静まり、多宝塔は緑をぬきん出て建ち、絵筆に描き尽くせぬ美しさです。

境内最西端の地蔵院の庭からながめる、清滝川の清流がつくる錦雲峡は、有名な「かわらけ投げ」のかわらけの、ゆくえを定めかねる、千仞の渓谷です。

春は桜が満山をかざり、夏は蝉しぐれに明け、河鹿、ひぐらしの声に暮れ、冬は雪に埋もれてこよなく美しい、当神護寺は、四季を通じて自然の美しさにつつまれて、しみじみと人の世のあり方を考えるのによい環境です。

◆神護寺のはじまり
平安京造営(794~)の最高責任者(造宮大夫)であった和気清麿公が、いまの愛宕神社の前身、愛宕山白雲寺などとともに建てた愛宕五坊の一つで、「高雄山寺」とよばれたが、天長元年(824)、河内(大阪府)の神願寺(清麿公創立)の地が、よごれた所でふさわしくないという理由から高雄山寺に合併されて、「神護国柞真言寺」と称したのがはじまりでありますが、これより先、和気一族は、叡山の最澄(伝教大師)や空海(弘法大師)をこの寺に招いて活躍の場とされたため、時の仏教界に新風を送ることとなり、平安仏教の発祥地となったところであります。

ことに弘法大師は唐(中国)より帰朝して、大同4年(809)に入山、いらい、14年間任持され、真言宗立教の基礎を築かれたところでありまして、のちの東寺や高野山金剛峰寺と並らぶ霊刹であり、弘法大師を初代としております。

◆文覚上人の再輿
平安時代に二度の災害のため、堂塔のほとんどを焼失しましたが、一世の豪僧、文覚上人がその荒廃をなげいて、寿永三年(1184)後白河法皇の勅許を得、源頼朝の援助もあって往年以上の復興をみました。

◆現在の盛観
応仁の乱では再び兵火をうけ、大師堂をのこして焼失しましたが、元和9年(1623)龍厳上人のとき、所司代板倉勝重の奉行によって楼門、金堂(いまの毘沙門堂)、五大堂、鐘楼を再興、近くは去る昭和10年山口玄洞居士の寄進で、昭和の名作といわれる金堂、多宝塔などが新築されて、今日の美観を整えております。

◆当山の宝物
その始まりと、中興の歴史が示しておりますように、寺宝には、平安時代前期(約1,100年前)と鎌倉時代(7~800年前)の二期にわたるものが大部分であり、しかも芸術的価値においては第一級品に目されるものを数多く所蔵しておりまして、国宝16点、重要文化財2,372点があります。

毎年5月初旬の「宝物虫払い」行事には、これらの主要なものを順次展観いたします。

◆弘法大師の宗教
堕落した奈良仏教にあきたらず、入唐求法によって弘法大師が将来、開宗された真言宗は、従来の仏教、すなわち顕教からは、秘密仏教(密教)といわれますが、この真言密教の宗といたしますところは、

「真言陀羅尼には神秘の力があり、その一字一句には百千の義趣を含蔵している。よってこれを念誦し、観修することによって、災を退け、福を招くことなどができるし、凡夫の身でもすみやかに仏になることができる」

と、現世において利益をうけることができることを説いているものであります。

平安時代には、当時の権力者であった朝廷や公卿・貴族の信仰が厚かったため、世に貴族仏教のように言われておりますが、その本旨とするところはすべての人びとに通じる、最も普遍的な教義であります。

京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5

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