名称 | 寿宝寺 |
住所 | 610-0313 京都府京田辺市三山木塔ノ島20 |
拝観時間 | 9:00~17:00(要予約) |
拝観料金 | 300円 |
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開運山寿宝寺は、高野山真言宗の寺院であり人皇第四十二代文武天皇慶雲元年(704)の創建で、昔は「山本の大寺」と称し 七堂伽藍が備って和泉川(現在の木津川)ぞいの平野に梵鐘の響きを伝える大きな寺であった。
しかし東方を流れる和泉川の度々 の大洪水により建造物を流失したので、それより西方に「一佛寺」を建てた。
その後、正長元年(1428)8月2日の大洪水で 「佐牙・若松両社」廃壊、「一佛寺」も流水したが、永亨3年(1431)石戸村の西山を開発し、現在の「佐牙神社」境内にあ った法楽寺(三山木の廃寺)に観音堂を建立し一佛寺の残仏(十一面千手観音立像など)を安置した。
寿宝寺は、かつてあった一 佛寺の北西およそ四百メ―トルの現在地に亨保17年(1732)4月17日創建され現在に至っている。
なお、観音堂に安置さ れていた十一面千手観音立像は、明治初年の神仏分離令により寿宝寺へ移された。
そして、昭和42年9月24日には、住職 檀家をはじめ地元の人々の発願で、前町民の浄財の上に国庫や府それに町の補助を受け、180万円の経費で鉄筋コンクリ―ト平 屋建て、耐震、耐火、防湿を完備した収蔵庫を建て落慶法要を営み十一面千手観音立像などを安置した。
京都府京田辺市三山木塔ノ島20