名称 | 平野神社 |
住所 | 603-8322 京都府京都市北区平野宮本町1 |
拝観時間 | 6:00~17:00 |
拝観料金 | 無料 |
URL | http://www.hiranojinja.com/ |
延暦13年(794)、桓武天皇の命によって当衣笠の地に御鎮祀。平安遷都に際し、御生母高野新笠姫をはじめ新進の大陸文化を導入した人々が平安の都づくりに優れた技術を用いた功績は多大であり、更に遷都後は外の護りとなったこと等に対して天皇の御親祭をみたもので、「延喜式」には皇太子みづから奉幣される定めになっている。
延喜式内社の名神大社、平安中期以後は22社中の5位として、伊勢・賀茂(上・下)・石清水・松尾につぐ名社であった。
また、源氏・平氏・高階・大枝・清原氏・中原氏・菅原氏・秋篠氏等八氏の祖神として崇敬されてきた。明治4年官幣大社に列し、洛西の総氏神と仰がれている。
◆社殿
本殿(4棟)は、慶長3年・同9年、平氏の末裔で公家の西洞院時慶卿によって再建されたもので、「平野造り」または「比翼春日造り」と称せられ、重要文化財。
◆桜園
花山天皇が寛和元年(985)桜を御手植されてより桜の名所として名高く、江戸時代に入ると「平野の夜桜」として一般都民に親しまれ、爾来ここを訪れる人々で境内は殷賑極める。
桜樹は五百本余、特に珍種の多いので有名である。
拝殿は、東福門院寄進によるもので「桜木の拝殿」として有名である。
◆平野神社
延暦年間(9世紀初頭)平安遷都に伴って大和から遷座した今木神(いまきのかみ)・久度神(くどのかみ)・古開神(ふるあきのかみ)・比売神(ひめのかみ)の四座を祀る旧官幣大社である。歴朝の崇敬きわめて厚く、祭日には皇太子御参向、親王諸王大臣以下参列することを例としていた。
本殿(重要文化財)は寛永年間(1624-1644)の建築で、平野造または比翼春日造とよばれ、一間社春日造の四殿を二殿ずつ連絡し、左右両殿の間に横棟を渡して「合の間」をつくり、正面に向拝をつけ、一見して三間社のように見える独特の形式によっている。
境内に桜が多く、珍種に富み、古来「平野の夜桜」の名がある。4月10日に桜花祭を行う。