名称 | 西芳寺 |
住所 | 615-8286 京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56 |
拝観時間 | 入場開始:時間指定 (往復ハガキの返信にてお知らせします) |
拝観料金 | 本堂での祈祷(祈祷料としてお一人様3.000円)の後庭園へおまわりください。 |
URL | http://www.pref.kyoto.jp/isan/saihouji.html |
山号を洪隠山といい、禅宗に属する。
この寺の由緒はきわめて古く、奈良時代、聖武天皇の詔により行基(ぎょうき)が開創。
平安時代初期には弘法大師も一時住し、鎌倉初期には法然上人が中興して、淨土信仰の道場とした。
暦応2年(1339)、後醍醐天皇、足利尊氏の深い帰依をうけた夢窓国師(疎石(そせき))が再建、禅の厳しい修行の道場とした。
さらに夢窓国師みずから設計して庭園を作った。
庭は枯山水石組の上段の庭と、黄金池を中心とした池泉廻遊式の下段の庭からなり、当時すでに天下の名園として名高く、足利義満はじめここを訪れて坐禅にはげんだ人も多い。
現在、35000平方メートルに達する庭園(特別名勝および史跡)は、よく昔のおもかげを伝える名庭とうたわれている。
一面青苔におおわれ、その種類120種、四季それぞれに趣をそえて拝観者はあとをたたず、苔寺の名で親しまれている。
なお茶室湘南亭(しょうなんてい)は、千利休の二男少庵の作で桃山時代の建築(重要文化財)、明治維新の際岩倉具視(いわくらともみ)が一時隠棲したこともある。
禅寺の苔をついばむ小鳥かな 虚子
京都府京都市西京区松尾神ケ谷町56