名称 | 佛陀寺 |
住所 | 602-0802 京都府京都市上京区鶴山町12 |
拝観時間 | |
拝観料金 | |
URL |
大蔵院と号し、朱雀・村上天皇を開基とする勅願所で西山浄土宗に属する。
天慶9年(946)、朱雀天皇が皇位を村上天皇に譲位の後、父醍醐天皇の菩提を弔うために日蔵道賢上人を戒師として落師し、「仏陀寿」と号して朱雀大路の仙洞朱雀院において仏事を修した。
朱雀天皇崩御の後、村上天皇がその仙洞朱雀院を寺に改め、先帝の遺志をついで別院大蔵院を建立し、先帝の法号に因んで仏陀寺と称したのがこの寺の起こりである。
その後、応仁の乱で焼失したが、邦諫上人が後土御門天皇の帰依をうけ文明8年(1476)に土御門西洞院の地に中興し以来、勅願所となり、新たに浄土門西山西谷流を伝える寺院となった。
現在の地に移ったのは、秀吉の御土居築造の頃で、当時の建造物は万治4年(1661)と天明8年(1788)との再度の大火に類焼したため、現在の堂宇はその後の造営。
本尊は、平安時代後期の制作と推定される重要文化財で説法印の木造阿弥陀如来坐像。温和で端正な雰囲気を持つ定朝様式である。
京都府京都市上京区鶴山町12