名称 | 北向山不動院 |
住所 | 612-8445 京都府京都市伏見区竹田浄菩提院町61 |
拝観時間 | |
拝観料金 | |
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天台宗の単立寺院で、一般に北向不動の名で親しまれている。
大治五年(1130)、鳥羽上皇の勅願により鳥羽離宮内に創建され、興教(こうきょう)大師を開山としたのが当寺の起こりである。
本堂に大師が自ら仏師康助に刻ませた不動明王(重要文化財)を王城鎮護のため北向に安置した。
そのため、上皇から北向山不動院の名を賜ったといわれる。
久寿二年(1155)、播磨国(兵庫県)大国の庄を寺領として、藤原忠実が中興に当たった。
その後、応仁の乱の兵火など、しばしば災害に遭ったが、幸い本尊不動明王は難を逃れた。
朝廷の保護も厚く、近世に至って復興した。
現在の本堂は、正徳二年(1712)、東山天皇の旧殿を移したものである。
境内鐘楼にかかる梵鐘は二品済深(にほんさいしん)親王の御銘があって、元禄七年(1694)に名士名越浄味によって鋳造されたものである。
京都府京都市伏見区竹田浄菩提院町61