名称 | 北野天満宮(天神さん) |
住所 | 602-8386 京都府京都市上京区馬喰町 |
拝観時間 | 5:00~18:00 参拝開始:10月~3月は5:30~17:300 授与所・祈祷の受付時間は9:00~17:00 |
拝観料金 | 無料 |
URL | http://www.kitanotenmangu.or.jp/ |
菅原道真公を祀り、一般に「北野の天神さん」と呼ばれ、学問の神として崇められている。
天暦元年(947)の創建と伝え、天徳3年(959)藤原師輔(もろすけ)によって社殿が整備され、天正15年(1587)には、豊臣秀吉が、付近一帯の松原で北野大茶会を催した。
本殿(国宝)は、豊臣秀頼が、慶長12年(1607)に造営したもので、権現造(ごんげんづくり)の代表的遺構である。また、中門は三光門と呼ばれ、後西天皇筆の勅額「天満宮」を掲げている。
宝物としては、紙本著色北野天神縁起絵巻(国宝)などの貴重な文化財を蔵している。
毎年2月25日には梅花祭、10月14日には瑞饋祭(ずいきまつり)が催されるほか、毎月25日の道真公の命日には多くの参拝者で賑う。
◆由緒
菅公御歌「東風吹かば匂いおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」
北野天満宮は学問の神様として親しまれている菅原道真公を御祭神とじてお祀りした神社で、今を去ること千有余年前、村上天皇の御代天暦元年(947年)に御神託により王城鎮護の神として創建され、以来「天神様」として人々の篤い信仰を集めている。
「東風吹かば・・・」の御歌や神社の神紋(梅鉢紋)にも代表されるように梅と天神様の関係は大変深く、北野天満宮の境内・梅苑一円には約50種類、2000本もの梅の木があり、紅梅白梅の美しい花弁を一重・八重と咲き誇る風情は独特の趣があり、古くより都随一の梅の名勝としてその名を馳せている。
梅苑西側には、天正19年、豊太閣が京都の整備事業の一環で築いた史跡「御土居」の一部が残存しており、秋には紅葉の美しい景勝の地としても大変魅力的である。
その横を流れる紙屋川は往古、紙漉きの川として利用したことでその名を残している。
冬から春にかけての観梅が終わると、梅の木は豊かに実を膨らませるが北野天満宮では、この梅の実を新年御祝「大福梅」(初茶用)として調整し、参拝者に授与している。
梅苑の公開は例年2月初旬より3月下旬まで予定している。