名称 | 大心院 |
住所 | 616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町57 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料金 | 一般 団体割引 障害者割引 大人 300円 270円 200円 大学生 300円 270円 無料 高校生 300円 270円 無料 中学生 150円 135円 無料 小人 150円 135円 無料 30人以上団体割引 |
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妙心寺塔頭。1492年(明応1)細川政元が景堂和尚を開山として創建。
本堂の南庭は‘切石の庭’と呼ばれる。
大書院前の‘阿吽(あうん)庭’は枯山水庭園で、白砂、奇岩、苔で竜がまさに天に昇ろうとする姿を表現しているという。
◆由緒
当院は文明11年(1479)足利幕府の管領・細川政元が景堂和尚に帰依して上京区大心院町に建立した寺です。天正年中に細川幽斎の熱意と尽力により妙心寺に移建・中興されました。この中興により当院の妙心寺塔頭としての発展の基盤が確立しました。続いての子の細川三斎(忠興)も当院の外護に努められました。
現在も本堂(方丈)は蒲生氏郷の孫である忠知が大心院第七世嶺南崇六(東京 東禅寺開山)に帰依して建立されたものです。当院はその後、時代を経るに従い衰えました。
当院の所蔵するものには李龍眠の羅漢図(鎌倉期 重文)一幅、友清の白衣観音一幅、小栗宗丹の中国故事人物図三幅(旧国宝)等があります。
◆阿吽庭
阿吽庭というのは通称であり、正しくは方丈東庭といい、石で仏、菩薩を象徴した第二の本堂です。本堂の東、書院(旦過寮・宿坊)の南にあり、東西に長く、南北にやや狭く、長方形の地割で作られています。東南隅に築山を設け苔地とし、三尊手法による石組を中心として左右に数個の石を配し、築山の下部には州浜型の曲線によって白砂面に変化をもたせています。築山部には多数の樹木を用い伝統的な作風の風韻温雅な点が見どころです。苔と白砂との陰陽、五色、十七個の岩との調和も鮮やかな、第二の本堂として拝する庭です。
京都府京都市右京区花園妙心寺町57