名称 | 浄土院 |
住所 | 606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町30 |
拝観時間 | 9:00~17:30 |
拝観料金 | |
URL |
清泰(せいたい)山と号する浄土宗知恩院派の寺である。
この地には、もと、浄土寺と呼ばれた天台宗の寺院があったが、文明14年(1482)、東山殿(後の銀閣寺)造営に際し、相国寺(上京区)の西に移された。
当院は、その跡地に残された草堂を泰誉浄久(たいよじょうきゅう)が浄土宗の寺として復興し、浄土院と名付けたことによるといわれている。
その後、享保17年(1732)には、随誉(ずいよ)により堂宇が再建され、今日に至っている。
本堂に安置する阿弥陀如来坐像は、等身大のもので、もと浄土寺にあった遺仏といわれている。
また、当院は、通称大文字寺とも呼ばれ、毎年8月16日の大文字の送り火には、精霊送りが行われ、多くの参拝者で賑う。
◆由緒
如意ヶ嶽(大文寺山)の送り火を管理する寺で1722年(享保7)の建立。
天台宗浄土寺が応仁の乱で焼け、跡地に足利義政が東山殿を造営、のち慈照寺(銀閣寺)となるが、これとは別に浄土寺の名を受け継ぐために塔頭の寺を統合し建立されたという。
浄土宗。本尊は「義政公の持仏なり」と「坊目誌」に記されており、寺宝の黒仏(藤原仏)は旧浄土寺本尊と伝える。
弘法大師も併せまつり、大文字送り火時に山上弘法大師前にて、歴代住職が読経する。
浄土寺門跡建立の因縁となる、浄土寺二位尼・丹後局(立像)「日本の楊貴妃」をまつる。
建立:1722(享保7)年
ただし現在の寺は昭和の初期に再建される。
京都府京都市左京区銀閣寺町30