名称 | 霊雲院 |
住所 | 京都府京都市右京区花園妙心寺町39 |
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霊雲院は室町時代後期、大永6年(1526)薬師寺備後守国長の室・霊雲院清範尼のもとめにより、大休国師がその師・特芳和尚を開山として創立した妙心寺四派本庵の一つである。特芳和尚は雪江和尚の弟子で霊雲派の開祖である。大休国師は識徳一世に高く、後奈良天皇は深く国師に帰依せられてしばしばここに行幸された。
書院(重要文化財)は室町時代末期のもので、西北の間を後奈良天皇御幸の間と伝え、書院造初期の構造を示している。庭園(名勝史跡)は是庵の作と伝え、室町時代末期の枯山水で極めて狭小な地域に絵画的手法をもって樹石を配置している。寺宝に狩野元信筆・紙本水墨淡彩・山水花鳥図49幅(重要文化財)がある。なお、門内左手に哲学者西田幾多郎の墓もある。
京都府京都市右京区花園妙心寺町39