名称 | 野宮神社 |
住所 | 616-8393 京都府京都市右京区嵯峨野宮町1 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料金 | 無料 |
URL | http://www.nonomiya.com/ |
平安遷都後、嵯峨野に野宮という社ができ、伊勢神宮の斎宮に選ばれた皇女が1年間ここに籠って精進潔斎をする習わしがあった。
黒木の鳥居、小柴垣が往時をしのばせる。
付近に産する竹を「野宮竹」という。
祭神は天照大神。嵯峨野めぐりの起点でもある。
建立:800年頃(平安時代)
◆由緒
伊勢の神宮に奉仕する内親王が潔斎のため居住された跡で、今三つの祠があり、中央に天照大神を祀り、左右に愛宕、弁財天神を祀っている。
歴代天皇は未婚の皇女を神宮に奉仕せしめられ、これを斎宮(さいぐう)といった。斎宮に立たれる内親王は、まず皇居内の初斎院で1年余り潔斎されてからこの野宮に移り、3年間の潔斎の後、初めて伊勢に向かわれたが、その時の行列を斎王群行といった。斎宮は垂仁天皇の時に皇女倭(やまと)姫命をして奉仕せしめられたのが始まりで、その後北朝時代(14世紀後半)に廃絶した。
野宮は源氏物語にも現れ、謡曲、和歌などに謡われているが、黒木の鳥居や小柴垣は昔のままの遺風を伝えるものである。
京都府京都市右京区嵯峨野宮町1