山蔭神社 下鴨・宝ヶ池・平安神宮 京都 京都市 - 5月8日。山蔭神社は吉田神社を創建し、又我が国に於いてあらゆる食物を初めて調理調味づけた始祖と仰ぐ藤原山蔭卿を祀り、古来庖丁の神、料理、飲食の祖神として信仰をあつめている。 鎮座したこの日に執行される例祭には、祭典中、生間流の包丁式が奉納される。庖丁式とは、手を魚に触れずに、庖丁と菜箸のみで魚を捌くという厳かな式である。14時より斎行。約1時間行われる。
西雲院 下鴨・宝ヶ池・平安神宮 京都 京都市 - 金戒光明寺塔頭。1175年(承安5)法然上人がこの地の石に腰を下ろし、日想観をしていると、紫雲がたなびいて、悟った上人は、この岡に庵を結んだのが金戒光明寺の始まりであり、この石を「紫雲石」という。開基の宗厳(そうごん)は、秀吉が朝鮮に出兵の時に連れ帰った一人でのち出家してこの石を賜り元和2年草庵を結ぶ。その後「万日」の別時念仏を修する者ひきもきらず、「万日寺」と称せられる。幕末、黒谷一山が京都守護職会津松平侯の本陣となり、当院は会津藩戦没者墓地をあずかる。