真珠庵

真珠庵(しんじゅあん)は京都府京都市北区紫野にある、臨済宗大本山大徳寺の塔頭である。型破りの禅僧として著名な一休宗純ゆかりの寺院である。特別公開時を除き、通常は非公開である。 永享年間(1429年-1441年)に、大徳寺を復興した一休宗純を開祖として創建。応仁の乱により焼失し、延徳3年(1491年)に堺の豪商・尾和宗臨(おわそうりん)によって再興された。その後、寛永15年(1638年)に京の豪商・後藤益勝(ごとうますかつ)の寄進により方丈が造営された。

孤篷庵

孤篷庵(こほうあん)は、京都府京都市北区紫野にある臨済宗の寺院。臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭である。他の塔頭群とは離れた、大徳寺境域の西端に位置する。庵号の「孤篷」は「一艘の苫舟」の意で、小堀政一(遠州)が師事した春屋宗園から授かった号である。非公開だが、数年に1回は10日間程度の特別公開がある。 慶長17年(1612年)に、黒田長政が創建した大徳寺塔頭、龍光院内に小堀遠州が江月宗玩を開祖として庵を建立。寛永20年(1643年)に現在地に移し、江雲宗龍(遠州の実子)が継いだ。その後、寛政5年(1793年)の火災により焼失するが、遠州を崇敬した大名茶人で松江藩主の松平治郷(不昧)が古図に基づき再建した。現住は18世小堀卓厳。