単伝庵(らくがき寺)

お堂の壁に願い事を書くと叶えられるということから「らくがき寺」とも言われています。 今から200年前、京都妙心寺の単伝和尚が人々の不慮の災難を救うことを発願して、けが除け・厄除の救昔観音を安置し祈祷修繕されたのが単伝寺再興の由来です。 現在、2月節分・5月3日・8月3日・11月3日と年四回箸供養を厳修し、けが除け祈祷箸を授与し、精進料理の接待をしています。 仏教では、世の中のすべては、地・水火・風・空の5つの元素(玉大)の組み合わせによりできているとされています。この玉大を型取った台座(方・円・三角・半月・台形の5つを組み合わせた台座)の上の安置されているのが五大釈迦で、5大の過不足を調整し、全てのものごとを円満に成就し身心の健祥と財福を守護して頂きます。 8月・12月を除く年10回、この五大釈迦にみまもられて坐禅会を行っています。 ◆走り大黒天 南北朝時代、石清水八幡宮の改築に際して、楠正成が武運長久を祈願して寄進した楠木の残り株から刻まれたこの走り大黒天は、にこ やかに微笑みながら蓮華の実の上で袋を担ぎ、走っておられます。参詣する人には開運の本命神、そしてまた、福徳円満を自在に授け る神として信仰されています。

妙喜庵

妙喜庵(みょうきあん)は京都府乙訓郡大山崎町にある仏教寺院のことで、山号は豊興山。妙喜禅庵とも称します。「妙喜庵」の寺号は、宋の大慧禅師の庵号からつけられたもので、連歌の祖である山崎宗鑑が住んでいたとの説があります。 この庵には、なんと言っても国宝の茶室「待庵(たいあん)」があることにつきます。待庵は、日本最古の茶室建造物であると同時に、千利休が作ったと信じうる唯一の現存している茶室です。

神應寺

石清水八幡宮のある男山の北側山腹に位置する禅宗寺院 開山と伝える行教の像は重要文化財。江戸時代の豪商、五代目淀屋辰五郎の墓があり、秋には見事な紅葉を鑑賞できます。