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妙心寺 隣華院
東海庵
文明16年(1484)の開創で、斎藤越前守利国の室利貞尼が、悟渓和尚を請じて建立した。 妙心寺四派本庵の一つである。 悟渓は尾張の人、雪江門下の高僧で、教を東海道にひろめ後に東海派の祖といわれた。 書院庭園は西庭(史跡名勝)と南庭からなり、西庭は三神仙島一連の庭を枯山水で表現したもので東睦和尚が文化11年(1814)に作庭した。 南庭は白砂を敷き大小7個の庭石を配置した特色ある庭園である。 また、方丈の南にある庭は一面に白砂を敷き雨落ちの中に棗(なつめ)形の手水鉢を置いたのみの清淨感あふれる庭である。 寺宝に狩野元信筆といわれる水墨の瀟湘八景図・絹本著色十六羅漢像(いづれも重要文化財)等がある。