妙心寺 隣華院

妙心寺塔頭。1599年(慶長4)、脇坂安治が南化玄興を開山に迎えて創建。 客殿には長谷川等伯筆の山水図襖(重要文化財)・狩野永岳筆の西園雅集図襖(市指定文化財)などがある。 また豊臣棄丸像(重要文化財)を所蔵する。特別公開時のみ。 ・墓地には上杉景勝室・菊姫の墓もある。 ・写経の集い、坐禅の集いも催されている

東海庵

文明16年(1484)の開創で、斎藤越前守利国の室利貞尼が、悟渓和尚を請じて建立した。 妙心寺四派本庵の一つである。 悟渓は尾張の人、雪江門下の高僧で、教を東海道にひろめ後に東海派の祖といわれた。 書院庭園は西庭(史跡名勝)と南庭からなり、西庭は三神仙島一連の庭を枯山水で表現したもので東睦和尚が文化11年(1814)に作庭した。 南庭は白砂を敷き大小7個の庭石を配置した特色ある庭園である。 また、方丈の南にある庭は一面に白砂を敷き雨落ちの中に棗(なつめ)形の手水鉢を置いたのみの清淨感あふれる庭である。 寺宝に狩野元信筆といわれる水墨の瀟湘八景図・絹本著色十六羅漢像(いづれも重要文化財)等がある。

宝泉寺

宝泉寺さくらまつりが春に催される。 「まんぷくバザー」(地元の野菜やぜんざい、おでん、桜寿司、草餅など100円均一)や、四国八十八カ所霊場お砂ふみ巡拝(無料)、秘法お砂灸(無料)、写経体験(お供え料1,000円)など。

三秀院

三秀院は、天龍寺に数多くある塔頭の一つです。創建は古く、貞治2年(1363年)に創建。 一時荒廃しましたが、後水尾天皇により復興され明治5年に現在の地に再建されました。 こちらの寺院には大黒天が祀られています。

春光院

妙心寺塔頭。妙心寺本坊の北西にある。 1590年(天正18)豊臣三中老のひとり堀尾吉晴が長男金助の菩提を弔うために創建。 開祖は妙心寺113世猷景嘉。 初め、俊巌院と号したが、堀尾氏断絶後、姻戚の石川氏が檀越となり、1636年(寛永13)春光院と改称。南蛮寺鐘、絹本着色東方朔奪桃図(重文)などを所蔵。(非公開) 海外からの訪日観光客や留学生専門の宿坊と英語による座禅会を行っております。

薬師寺

平安初期の818年(弘仁9)、世に蔓延する悪病を憂慮した嵯峨天皇が、弘法大師に薬師如来の彫刻を命じた。 この像が本尊の薬師如来坐像である。 嵯峨天皇勅願の寺として大覚寺に属していたが、明治時代以降、浄土宗知恩院派に属し、清凉寺の境内塔頭となっている。 寺宝に嵯峨天皇像、阿弥陀三尊像などを伝え、もとこの寺の付近にあった福生寺の遺仏と伝える地蔵菩薩像や小野篁像を安置している。「生六道(しょうのろくどう)」と称された福正寺は、小野篁が冥土から帰り着いたところと伝え、その出口という7基の井戸が発掘された。 ただしこの井戸は間もなく埋め戻され、宅地となっている。