名称 | 法輪寺 |
住所 | 636-0101 奈良県生駒郡斑鳩町三井1571 |
拝観時間 | |
拝観料金 | |
URL | http://www3.pref.nara.jp/kankou/1137.htm |
法輪寺は斑鳩の北方に位置し、土地の名によって三井寺とも呼ばれています。三井の地名は古く、聖徳太子が飛鳥より三つの井戸をこの地にお移しになったところからおこったと伝えられています。
法輪寺の創建は飛鳥時代に遡り、聖徳太子の御子山背大兄王が太子の病気平癒を願って、その子由義王とともに建立されたと伝え、また一説に、百済開法師、円明師、下氷新物三人合力して造寺したともいいます。
昭和25年(1950)の発掘調査では、当寺が法隆寺式伽藍配置であること、規模は法隆寺伽藍の三分の二であることなどが明らかになり、7世紀中には寺観が整っていたと考えられる。また平安仏を多く伝えることから、平安時代には寺盛なお盛んであったことがうかがえる。その後、しだいに衰退し、江戸時代初頭には、境内に三重塔を残すのみとなった。再興は享保年間に寳祐上人によってはじめられた。
まず三重塔が修理され、さらに講堂、金堂と順次再建され、長い年月をかけて現在にいたる伽藍が再興されていったと伝えられる。
◆三重塔
斑鳩三塔の一つであった国宝三重塔は、昭和19年(1944)7月21日落雷で焼失した。全焼のため国宝指定は解除になったが、昭和50年(1975)独力でようやく再建できた。塔内には旧塔焼失時に取得できた仏舎利を心礎に釈迦如来坐像と四天王像(ともに平安時代)を初層に安置している。
奈良県生駒郡斑鳩町三井1571