名称 | 勝林院(問答寺) |
住所 | 601-1241 京都府京都市左京区大原勝林院町187 |
拝観時間 | 9:00~17:00 |
拝観料金 | 一般 団体割引 (30人以上) 大人 300円 270円 大学生 300円 270円 高校生 300円 270円 中学生 200円 180円 小人 200円 180円 障害者手帳お持ちの方100円割引 |
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1186年(文治2)法然上人を招き、諸宗の学僧と浄土の宗義を論談した「大原問答」はここで行われ。
寺は寂源法師が長和2年(1013)に国家安穏の為に当院を建立して声明等を興隆し、山号を魚山(ぎょざん)と号した。
寺院で行われる法要儀式の中で、仏教の経典などに節をつけて仏教音楽である天台声明(しょうみょう)の発祥の地。
天台宗。法然上人25霊場めぐりの第21番目の霊場。
◆由緒
魚山(ぎょざん)と号する天台宗の寺院である。
円仁(えんにん)(慈覚大師(じかくたいし))が唐から持ち帰り、比叡山に伝承した法儀声明(ほうぎしょうみょう)の修練道場として、弟子の寂源(じゃくげん)が長和二年(1013)に創建し、後に天台声明(しょうみょう)の根本道場となった。声明とは、インドで始まったバラモンの学問の一つであるが、日本では仏を讃える歌謡や経を読む音律として広がり、仏教のほか民謡などの日本音楽にも大きな影響を及ぼした。
文治(ぶんじ)二年(1186)に、天台宗の顕真(けんしん)が浄土宗祖の法然(ほうねん)を招き、専修念仏について論議した「大原問答」が行われた所でもある。伝説では、その際に、本尊の阿弥陀如来が手から光明を放って念仏の衆生済度(しゅじょうさいど)の証拠を示したといわれ、本尊は「証拠(しょうこ)の阿弥陀」と呼ばれた。
本尊を安置する本堂は、鐘楼とともに、京都市の有形文化財に、また、創建当時の梵鐘と境内東側の石造宝篋印塔(ほうきょういんとう)は、国の重要文化財に指定されている。
京都府京都市左京区大原勝林院町187