名称 | 勝林寺 |
住所 | 605-0981 京都府京都市東山区本町15-795 |
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拝観料金 | |
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東福寺の塔頭で、天文十九年(一五五〇)に第二百五世住持・高岳令松によって創建された。
仏法と北方を守護する毘沙門天を祀ることから「東福寺の毘沙門天」と呼ばれている。
もと、海蔵院という寺の鬼門に当たった事からその鎮守とされ、やがて東福寺一山の鎮守として祀られるに至った。
本堂は大壇那であった近衛家の大玄関を移して建立され、境内には一切経を埋めた石塔が建てられている。
毘沙門堂に安置する毘沙門天立像は、高さ百四十五・七センチメートルの等身大に近い一木造の像で、左手に宝塔、右手に三叉戟をもった憤怒相、作は平安時代十世紀後半頃に遡ると言われている。
長く東福寺仏殿の天井裏にひそかに安置されていたが、江戸時代に開山・高岳令松の霊告により発見され、勝林寺の本尊として祀られたという。
脇侍の吉祥天像、善膩師童子像はともに江戸時代の作で、衣の色彩も鮮やかに残っている。
京都府京都市東山区本町15-795