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由岐神社

名称 由岐神社
住所 601-1111 京都府京都市左京区鞍馬本町1073
拝観時間
拝観料金
URL http://www.yukijinjya.jp/

大己貴命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀っている。
天慶3年(940)御所内に祀られていた祭神をこの地に勧請(かんじょう)したのが当社の初めといわれ、天皇の御病気や世上騒擾(そうじょう)のとき、社前に靭(ゆぎ)(矢を入れる器具)をかかげて平安を祈ったため靭社の名がついたと伝え今日では由岐神社とかえている。
拝殿(重要文化財)は別名を荷拝殿または割拝殿といい、桁行六間・梁間二間・入母屋造桧皮葺(いりもやづくりひはだぶき)で、慶長15年(1610)豊臣秀頼によって再建された。
崖にのぞんで建てられ、後方は崖上に出て、前部は舞台造となっている。
このほか石造の狛犬(こまいぬ)一対も重要文化財に指定されている。
有名な鞍馬の火祭はこの社の例祭で、毎年10月22日夜行われ、祭神遷座の時、葦のかがり火をたいたという故事にかたどり里人が大小さまざまの松明(たいまつ)をかついで鞍馬街道から当社へ参詣するので一面火の海となって壮観を極める。

◆御祭神
大己貴命(おおなむちのみこと)(別称 大国主命)
少彦名命(すくなひこなのみこと)
相殿 八所大明神

◆御由緒
天慶3年(940)旧暦9月9日に天下泰平・万民の守護神・都の北方の鎮めとして朱雀天皇の詔により御所に御祀りされていた由岐大明神がこの地に御鎮座なされました。

その様子を遺し伝えたのが『鞍馬の火祭』の起源であります。その後、豊臣秀吉公の崇敬も厚く御本殿、拝殿は豊臣秀頼公によって再建されました。現在は、拝殿(国の重要文化財)のみが残っております。

◆御神徳
御祭神は国を治め、人民の生活をお教えになり、特に医薬の道をお授けになった医薬の祖神であります。そのため商売繁盛・病気平癒・縁結び・安産・厄除火難除の神様として古くより信仰をあつめております。

御神階 天正17年(1589年)御陽成天皇正一位宣下

例祭 10月22日「鞍馬の火祭」

京都府京都市左京区鞍馬本町1073

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