名称 | 報恩寺(鳴虎) |
住所 | 602-0066 京都府京都市上京区小川町寺之内下射場579 |
拝観時間 | |
拝観料金 | |
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前身は定かではないが、室町時代中期までは八宗兼学の寺院として一条高倉付近にあったが、後柏原天皇の勅旨で、1501年(文亀1)慶誉が再興、浄土宗寺院となる。
天正年間(1573~92)現在地に移った。
豊臣秀吉が寺宝の虎の図を聚楽第に持ち帰ったが、夜毎吠えて眠れず、寺に返したという。
「鳴虎図」に四明陶いつの署名があり、宋か明の時代に中国で描かれたと推定される。
門前の石橋は秀吉の侍尼・仁舜尼の寄進で、擬宝珠に慶長七年の銘がある。重文の梵鐘は平安時代末期の作で撞かずの鐘という。
客殿に黒田長政が死去した部屋があり、長政の位牌と、その父・官兵衛(如水)の位牌が安置されている。
観世流家元歴代や、志野流香道家元蜂谷家歴代の菩提寺で、仁舜尼や福山藩祖の阿部正勝等の墓碑を併祠している。
京都府京都市上京区射場579