名称 | 平等院 |
住所 | 611-0021 京都府宇治市宇治蓮華116 |
拝観時間 | |
拝観料金 | |
URL | http://www.byodoin.or.jp/ |
ときの権力者、関白藤原道長が左大臣源重信の婦人から譲り受けた別業を、その子頼通が永承7年(1052)にこれを仏寺に改め、平等院としました。
永承7年は末法初年に当たるとされ、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行していました。
その翌年の天喜元年(1053)には平等院の阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶し、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされています。
約1000年前に建立された建造物や仏像が今に伝えられ、世界遺産にも登録されております。
◆由緒
平等院は今から約950年前、藤原氏の最盛期に、宇治関白藤原頼通によって建立されました。当時は本堂、阿弥陀堂、経堂、講堂等の諸堂が造立され、宏壮華麗な大寺院が現出しましたが、建武三年の兵火によって、その大半が焼失し、現在は鳳凰堂(当時の阿弥陀堂)のみが創建当時の優姿を伝えています。
堂内には定朝作の本尊阿弥陀如来像及び52体の雲中供養菩薩像が安置され、建物、仏像全部が国宝に指定されています。
◆鳳凰堂
極楽浄土の宮殿をモデルにした鳳凰堂は、中堂・左右の翼廊・尾廊からなる、他に例を見ない建物です。堂内には、平安時代を代表する仏師定朝の作であることが確実な現存唯一の仏像、本尊阿弥陀如来坐像をはじめ、雲中供養菩薩像52体、9通りの来迎を画いた壁扉画など、平安時代・浄土教美術の頂点が集約されています。
京都府宇治市宇治蓮華116