松尾大社西七条御旅所

御祭神は松尾大神。 松尾祭の神輿の御旅所。 平安時代末期の史料にすでに記されているが、創建の詳細は不明。江戸時代までは二百余石の朱印地が与えられていたという。 かつては西七条地区に三ヶ所の御旅所があったが、明治に入り、現在地の一ヶ所に定められた。

住吉神社

祭神は天照皇大神、田霧姫神、底筒男神、中筒男神、表筒男神、神功皇后、武内宿禰命。 末社の熊丸稲荷神社の祭神は速秋津比売大神。 人丸神社の祭神は柿本人麿朝臣。 建立は保元2年、後白河天皇の勅旨を受け、藤原俊成による。 歴代天皇が歌道伝授の際に勅使を派遣し、代拝したと伝えられる。 現在の社殿は明治32年、正三位伯爵冷泉為紀卿が広く寄付を募り、同年11月に建立された。 毎年5月に例大祭が執り行われる。(5月第3日曜日、神幸祭。第4日曜日、還御祭)

浄教寺

浄土宗。山号多聞山。 堂号燈籠堂。承安年間(1171~75)平重盛が東山小松谷の邸内に築いた燈籠堂が前身で、四十八間の精舎を建て、各柱間毎に一体ずつ計48体の阿弥陀仏を安置し、48個の燈籠を掲げ、燈籠堂と称されたのが始まり。 荒廃していた堂を立誉上人が東洞院高辻(当時の五条)に移し、浄教寺を開山(1449年/宝徳元年)。 この際「浄教寺」の名を花園天皇より賜った。 1591年(天正19)現在地に移転。本堂に本尊阿弥陀如来、重盛像を安置する。 境内には重盛の碑が立っている。

大善院

真宗佛光寺派。佛光寺の塔頭。 本尊・阿弥陀如来。南北朝期の建武年間(1334~38)武田明信が東山今熊野に創建し南坊と称していた。 1583年(天正11)本山に移転して塔頭となり、1634年(寛永11)大善院と改称した。 1864年(元治1)の禁門の変で焼失したが、のち再興された。